こんにちは、OKUです。
今回は、「支援者とご家族の気持ち」のお話をします。
よくあることだと思うんですが、
支援する側とご家族の考えの間にズレがあることって多くないですか?
支援する側は、「○○さんはこういうことが好きだから、そこを生かせることに取り組んでもらって、できることを増やして生活を充実させてあげたい」
ご家族は、「他者と関わったり外に出てとにかく楽しんでほしい」みたいな。
僕が働く職場でも生活介護を担当している部署の管理者の方が、とても優しくていい人なんですが、自分がこうしてあげたいという気持ちが強すぎて、ご家族と揉めてしまうことがあります。
ご家族からすれば、そこまでは求めてないということもあるし、逆にもっとこうしてほしいと思ってるのに希望を叶えてくれない、みたいな不満を抱えることもあると思います。
利用者さん本人はというと、身体障害者の場合は自分の希望を軸にすればいいですが、知的や自閉症の方の場合は、本人が先の見通しを立てることが出来ないので、将来のために今何をしようと考えて行動することが出来ません。
だから、支援者やご家族の思いや実際の関わり方が、利用者さん本人の将来にかなり大きな影響を及ぼします。
利用者さんのことを思ってこうしてあげたいとか、こういう風に育ってほしいと考えるのはいいことですし、そのために支援者も家族も精一杯支えていくことは大切ですが、
しっかり本人の需要を見ていますか?
それはあなたの需要じゃないですか?
と思うことが多いです。
ご家族さんに対しては、今後もずっと付き合っていくわけですし、ある程度は家全体を見ながらの関わり方というか、自分たちもしんどくならないようにというのも考えることは大切だと思います。本人様にも影響しますし。
支援する側に対しては、熱い思いを持つこと自体は、その人の長所であり優しさだけど、それを試してみて本人やご家族の需要がなかった時は引くべきだと思います。
じゃないと、それは「ひとりよがり」になるからです。
つまり善意の押し売りです。
これは本当に多くて、自分の職場に限らず、利用者さんのご家族が事業所に不満を持っているときは、このひとりよがりパターンが多く見受けられます。めっちゃいい人達なだけにもったいない!
もちろんご家族はご家族で、自分たちの考えは大事だけど、自身の考えも「ひとりよがり」になっていないか常に自問自答してほしいです。
みんな本人様を一番に考えてます。
みんないい人です。
ただ、なんていうか…
バランスなんです。
物事は需要と供給のバランス。
こうしようと決めた途端、みんなが同じ方向を向いて同じやり方をやりますが、あれも本人様は結構きついことが多いです。
みんなでバランスを取りながら、折り合いをつけ合いながら、
一緒にいい人生を歩んでいきたいですね。
それが愛だと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^
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