寝ても覚めても

2020.08~ 株式投資に関する記事は止めて、仕事(福祉)に関する記事を書いています。利用者家族や介護職員の心の充足や支援方法について発信しています。

幸せへの最短距離ーある知的障害者夫婦の生活よりー

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こんにちは、OKUです。

今回は、「幸せについて考えさせられた」お話です。

 

★はじめに


あなたはいま幸せですか?

 

僕は幸せですが、もっとお金が欲しいとか、人から褒められたい認められたいといった欲求があります。

多分、人一倍そう思う気持ちが強くて、だから虚勢を張って自分をよく見せたり、他者に嫉妬して苦しくなることが、人生を振り返ると多かったように思います。

(特に福祉の世界に入る前は背伸びしていた)

 

 

そして、「これって終わりがないよなあ…」と気づいていても求めてしまう自分に、また苦しめられることが、今でもあります。

 

 

そんな中、「この二人は間違いなく今幸せに生きておられる」と、確信を持って言えるような知的障害者のご夫婦に出会いました。

 

今回はそのお話をします。

 

 

★いま幸せに生きる夫婦


うちの会社がお世話になっている生活介護事業所に、Aさん(50代の男性)とBさん(40代の女性の利用者)というご夫婦がいます。同じところに一緒に通っておられます。

 

2人とも軽度の知的障害があり、女性は精神障害もあります。もちろん同居していて、それぞれ生活保護受けておられます。

 

男性はマイペースで割とのんびりされていて穏やかな方で、女性のほうは基本はおとなしいけど、イレギュラーなことがあるとパニックになります。共に一度離婚していて、女性には離れて暮らす成人の子供が一人います。

 

2人は生活介護で出会い、期間はわかりませんが、ある程度お付き合いをして入籍されたそうです。

 

この2人が何ともまあ、仲睦まじいのです。

 

2DKのぼろい賃貸マンションに住まれているのですが、家にはTVがなく、最小限の家電と、家具もテーブルとタンスぐらいしかなくて、床に布団を敷いて寝る以外に何もやることないんじゃないかというぐらい質素です。

 

その中で二人で協力して生活費を切り詰め、ああでもないこうでもないと夫婦漫才を繰り返しながら、日々やりくりされています。エアコンを入れるか入れないかだけで延々と会話が続きます。

 会話だけが娯楽ってかんじで、そのことにお互いが満足しています。

 

うちの事業所からは、女性のみが居宅サービス(家事援助)を受けています。

本当は男性も支援を受けられるんですが、女性が嫉妬しまくるため、女性ヘルパーが支援に入れません。

 

じゃあ男性ヘルパーが…ってなると思うんですが、それは女性側が万が一自分と二人っきりになってはいけないからということで、それも避けています。

 

なので、女性ヘルパーが女性側に支援するというパターンしかありません。

 

当然、支援中に男性が家にいる場合もあるんですが、ヘルパーが男性と話すと敵意むき出しでキレてきます。そのあと男性はコテンパンに叱られてしょんぼりしてしまいます。

 

そんな感じで不穏な空気のまま支援を終えることが何度もあります。

大丈夫かな?と心配になり、後で連絡を入れることもあります。

 

ところが次に訪問した時には、まるで何事もなかったかのようにいつも通り。ああでもないこうでもないと楽しく過ごしています。

 

前回の余韻は皆無です。

 

なんて幸せなんだろう。

 

知的障害があると、自閉症ほどではないにしろ、先の見通しを立てられません。でもそれがこの夫婦の場合は、逆にいい形で出ているように思います。

 

 

★幸せへの最短距離


この夫婦は、いま幸せであることを満喫していて、これからも当然幸せだということに疑いがありません。

 僕のように、あることないこと先を心配して、無駄に悩むようなことがないんです。

 

職員同士でこの話をしていて、

 

「結局みんな幸せを目指して生きている。そこに最短距離で辿り着いた二人はすごいなあ。羨ましい!」

 

となりました。

 

経済的にゆとりがあるわけでもなく、社会的な立場があるわけでもなく、ただそこには二人の笑顔があり、お互いに癒し癒され合う。

 

心和む幸せなご夫婦を、これからもみんなで見守っていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^

  

 

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