寝ても覚めても

2020.08~ 株式投資に関する記事は止めて、仕事(福祉)に関する記事を書いています。利用者家族や介護職員の心の充足や支援方法について発信しています。

東田直樹さん『あるがままに自閉症です』は必読!

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こんにちは、OKUです。

 何年か前に、東田さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由』という著書も読みましたが、本著の方がより細かい部分の微妙な感情がわかりやすく言語化されています。


自閉症者に関わる方全てに読んでいただきたいと思いました。

 

 

 

★僕が気づきを得た部分をメモとしてここに殴り書きしておきます。

 

・プレゼントをもらう時に「いらない」と言って相手をガッカリさせてしまうが、嫌ではなく、ついそう言ってしまう。「ありがとうございます」の意味だけど、出る言葉はいらないだった。

 

・言葉を聞いて行動に移すときに言葉の意味が思いつかない。

 

・どうでもいいような意味のない会話でも、音や響きで想像する答えが返ってくると、心が通じ合ってると感じて嬉しい。だから同じ質問を繰り返してしまう。

 

・眠いという感覚がわからず、「眠い」イコール「布団に入る」と思っていた。あくびや昼寝はするけど、自分がいつもとどう違うか把握できない。ただあくびが出ていつの間にか寝てしまっている。

 

・目で見えるものではない体の感覚を、自分で判断して行動に移すことが大変。
例えば、のどが渇いても「飲む?」と声をかけてくれたり、他者が飲んでる姿を見ないと、飲もうとしない。飲めば喉の渇きが解消すると気づかない。

 

・クッキーを食べようと袋を開けたらクッキーが割れていてもう一袋開けた。
中が見えてたら大丈夫だったけど、まさか割れてると思わなかったから。大した問題じゃないとわかってても嫌で仕方なくて、それを自分の失敗だと思い、そのことに耐えられない。

 

・「走って」と言われると、手や足の動かし方に意識がいってわけがわからなくなっていた。走ることが目的地に早く着くことだと気づかなかった。理屈じゃなく、自分で体感してわかるようになる。

 

・僕が幸せだと思う瞬間は、家族が幸せそうにしているのを見た時。
試験に合格したとか、好きなテレビ観てて嬉しそう、美味しいもの食べて満足そう、そんな家族の日常を見たとき。
→これはOKUが以前に 「家族の方はご自身が幸せでいることが利用者さんにとって大事ですよ」と言った時に伝えたかったことそのもの。

 

・障害があっても、自分の子供はいろいろわかってると感じる親御さんはいつ障害を告知するかは問題。心が通い合ってる時期にすべき。
→OKUには告知という発想は全くなかったので、新しい気づきでした。

 

・ふとした瞬間に自分と他者の違いに苛立ち苦しくなる。支援者はいつも心配して気にかけてくれるのは嬉しいけど、あまり一喜一憂しなくていい。気を遣われ過ぎるとこっちも疲れるから、自然体でいて欲しい。

 

・心が通じるのは、自分の思いを相手に理解してもらうことではない。相手が心を開こうとしているか、相手も自分と同じように心を通わせたいと考えているか。それを忘れてませんか?
→支援者が、近づきたい、わかろうとしている、という空気を自閉症者はキャッチしてくれるんです。

 

 

以上、雑ですが、本に線を引きまくってチェックした部分をここにアウトプットしておきます。

 

相当大事なことを分かりやすく書かれているので、ぜひ皆さん読んで下さい!

 

 

東田さんは、どちらかと言うと、できるだけ自分で決めて自分を納得させたいタイプに見えました。

 

僕が関わってきた利用者にもそういう方がいるし、一方で、自分では決められないから信頼する支援者に決めてもらった方が安心する方もいます。

 

つまり人それぞれということなんですが、それって自閉症だからではなく、健常者が一人ひとり違うタイプなのと同じなんですよね。

 

だから自閉症者として特別扱いをするんじゃなく、一人の個人として自然体で関わっていけばいいんです。

 

ただ少しだけ配慮をすればいいんです。

 

あるがままに自閉症です (角川文庫)

あるがままに自閉症です (角川文庫)

  • 作者:東田 直樹
  • 発売日: 2017/06/17
  • メディア: 文庫